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子ども・若者コラボプロジェクト

PROJECT

01

中高生

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高尾ビール

ビールを飲んで獣害対策!?
柚子の収穫とビール造りに中高生が取り組む

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山林に実った柚子を求めて民家のすぐ近くまで降りてくるサルの群れ。 サルによって畑や住宅を荒らされる被害が発生している八王子市の恩方地域の獣害対策の一環として、聖パウロ学園高等学校と恩方中学校の生徒たちが、高尾ビールの池田社長とともに、ビールの製造に使用する柚子を収穫しました。

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柚子の木はトゲが鋭いので、注意しながらの収穫

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急斜面の中、収穫した柚子を協力して運搬

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収穫した後は、伐採した木の片付け

収穫した柚子は、トラックで高尾駅南口にある高尾ビールの醸造所に運び込まれ、ビールの材料として使われます。 次に生徒たちが取り組んだのは、大量の柚子の皮を剥く作業でした。 10個、20個、30個と皮を剥くにつれて柚子の良い香りが室内を包んでいきます。

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柚子の皮はスベるので、剥くのも一苦労

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作業の後は柚子ソーダで乾杯

今回の取組について、聖パウロ学園高等学校の小島綾子校長と、高尾ビールの池田社長にお話を伺いました。

高尾ビールとの協働のきっかけは何だったのでしょうか?

小島校長:本校が進めるキャリアアッププログラムの取組として、日ごろから地域づくりに関わるようにしています。 地域の方々や市役所との対話の中で、サルが柚子を取りに人里に降りてくることを防ぐために、「柚子の収穫を手伝ってもらえないか?」との声掛けがあったことがきっかけで、柚子の収穫を手伝うことになりました。

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小島綾子校長

サルが山から降りてくる前に柚子を収穫することで、サルからの被害を防ぐという話に生徒たちも興味津々でした。 地域づくりと合わせて、地域の経済活動とも関わっていきたいという思いを持っており、収穫した柚子を使ったビール造りにも参加することになりました。

これまでもブルーベリーのトゥンカロンやジビエ餃子といった商品の開発、販売にも取り組んできましたし、これからも経済活動を通して地域と繋がることで、子どもたちの将来の可能性を広げてあげたいと考えています。

高尾ビールにとって学生と協働することの意義は?

高尾ビール池田社長:地域の学生たちとの協働を通じて、この高尾でどんな人がどういう商売をしているかというのを知ってもらいたいという思いがあります。 世の中には色々な職業があることを、若い人に知ってもらいたいですね。 今回、八王子市役所が繋いでくださったように、若い人と事業者を繋ぐ窓口を増やしていくことで、今後もこのような取組が広がっていったら嬉しいです。 ぜひ柚子ビールを飲んで獣害対策にご協力ください(笑)

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池田社長

八王子市の方に話を伺うと、この地域には5つのサルの群れがいると言われているそう。 サルが住宅地に降りてこないよう、サルよりも早く柚子を収穫するというミッションは、生徒たちのおかげで無事に成功したそうです。今回収穫した柚子を使った高尾ビールは、FARMART vol.12で提供予定です。 ぜひ会場でご賞味ください。

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仲介してくださった八王子市役所の方々

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